特殊な感染 まとめ

💡 試験対策ポイント

📚 特殊な感染

◆ 不顕性感染(無症状感染)
・細菌やウイルスなどの病原体に感染しても、症状が現れない状態のこと。
・急性灰白髄炎(ポリオ)のようにほとんど無症状に終わるものもあります。

◆ 持続性感染
・感染者が長期間にわたって病原体と共存し続けている状態のこと。
・B型肝炎ウイルスでは免疫が未発達な乳幼児期の感染で持続性感染になる確率が高いです。

◆ 日和見感染
・健康な人では問題にならないような病原性の低い病原体に感染、発病すること。
・エイズ患者の真菌性肺炎はその一例。

📚 常在細菌叢(そう)

常在菌叢(じょうざいきんそう)とは、健康な人の皮膚や腸内、口腔内など、特定の部位に恒常的に存在し、共生関係を築いている細菌などの微生物の集団です。
常在細菌には、病原体が人体へ侵入することを防ぐ働きや、ビタミンなど人体に必要な物質を産生するものもあります。
しかし、宿主の抵抗力が低下した場合などに、鼻腔に存在するブドウ球菌が感染源となるなど、人体に対し悪影響を及ぼすことがあります。

📝 練習問題

2024/秋
問題 感染に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 不顕性感染とは、感染していても発病していない状態であり、急性灰白髄炎(ポリオ)の不顕性感染はその一例である。
(2) 日和見(ひよりみ)感染とは、健康な人では問題にならないような病原性の低い病原体に感染、発病することであり、エイズ患者の真菌性肺炎はその一例である。
(3) 持続性感染とは、感染者が長期間にわたって病原体と共存し続けている状態であり、B型肝炎ウイルスの持続性感染はその一例である。
(4) 垂直感染とは、病原体に汚染された飲食物により感染することであり、コレラによる下痢はその一例である。
→ 正解 (4)
問題 常在細菌叢(そう)に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 皮膚や粘膜などには、一定の細菌が定着している。
(2) 病原体の侵入を防ぐ働きもある。
(3) ビタミンなど人体に必要な物質を産生するものもある。
(4) 鼻腔に存在するブドウ球菌が感染源となることはない。
→ 正解 (4)
2021/秋
問題 常在細菌叢に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 人体の皮膚や粘膜などには一定の細菌が定着している。
(2) 鼻腔に存在するブドウ球菌は感染源となることはない。
(3) ビタミンなど人体に必要な物質を産生する腸内細菌もある。
(4) 常在細菌には、病原体が人体へ侵入することを防ぐはたらきもある。
→ 正解 (2)
2019/春
問題 常在細菌叢に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 大腸など消化管に存在するが、皮膚には認められない。
(2) ビタミンなど人体に必要な物質を産生するものも知られている。
(3) 病原体の侵入を防ぐ働きも知られている。
(4) 宿主の抵抗力が低下した場合などに、人体に対し悪影響を及ぼすことがある。
→ 正解 (1)

出典:公益財団法人 理容師美容師試験研修センター