📚 細菌の芽胞
一部の細菌(破傷風菌やボツリヌス菌など)は、環境が悪化した際に休眠状態の細胞「芽胞」を形成します。芽胞は熱、低温、乾燥、紫外線、化学薬品等に対して極めて高い抵抗性を示すため、多くの食中毒菌に有効である煮沸やアルコール消毒などでは不活化することができません。
高濃度(0.1%)の次亜塩素酸ナトリウム、紫外線消毒で効果がある場合もありますが、十分な効果が得られない場合があります。
※美容師試験対策では、「芽胞は不活化(死滅)できない」と覚えよう!
📝 練習問題
2024/秋
問題 消毒用エタノールに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 蒸発しやすく、可燃性蒸気が発生するため、火気があると引火することがある。
(2) 細菌の芽胞には効力がない。
(3) ほかの消毒薬との併用はできない。
(4) ゴムや一部のプラスチックを溶かすことがある。
→ 正解 aとd
2024/春
問題 紫外線消毒に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 紫外線殺菌灯は、殺菌力の強い波長である 253.7ナノメートル内外の紫外線を照射するように作られている。
(2) 美容所において、かみそり以外の血液の付着していない器具の消毒には、1cm²当たり85マイクロワット以上の紫外線を20分間以上照射する方法を用いることができる。
(3) 紫外線殺菌灯は、使用時間にかかわらず、発光していることが確認できれば殺菌力は変わらない。
(4) 紫外線消毒器内には、陰ができないように被消毒器具を配置する。
→ 正解 (3)
問題 次亜塩素酸ナトリウムに関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 漂白作用がある。
b 酸性の洗剤と混ぜると有害なガスが発生する。
c 0.1%水溶液に10分間浸すと細菌の芽胞は不活化する。
d 消毒するものに有機物の汚れが残っていても消毒効果は低下しない。
→ 正解 aとb
2023/秋
問題 消毒用エタノールに関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a エタノールの濃度は40~50%である。
b 消毒効果は逆性石けんと併用すると減弱する。
c 揮発性が強く、引火性がある。
d 手指や刃物類の消毒に適している。
→ 正解 cとd