生活習慣病 まとめ

💡 試験対策ポイント

📚 生活習慣病とは

生活習慣病とは、食事や運動、喫煙、飲酒といった日常の生活習慣が発症や進行に深く関わる病気のことです。具体的には、がん・心疾患・脳血管疾患・糖尿病・高血圧・脂質異常症(高脂血症)などが含まれ、これらの多くは自覚症状がないまま進行します。

📚 特定健診・特定保健指導

2008年度から「特定健診・特定保健指導」の実施が法律で義務付けられました。

◆ 特定健診

生活習慣病の予防のために、40~74歳を対象にメタボリック症候群に着目した健康診査が実施されています。

◆ 特定保健指導

特定健康診査(特定健診)の結果、生活習慣病のリスクが高いと判断された40歳から74歳の方に対して、医師・保健師・管理栄養士などの専門家が生活習慣の改善を支援するプログラムです。

📚 健康日本21(第2次)

2000年に始まった健康日本21に引き続き、2013~2022年に「健康日本21(第2次)」が実施さました。
健康日本21(第2次)では、次の5つを基本的方向とし、全53項目の目標値が定められています。

📚 悪性新生物(がん)

日本の「がん死亡率」は、全体としては人口の高齢化を背景に死因の第1位であり続けていますが、人口の高齢化の影響を除いた「年齢調整率」で見ると1990年代半ばをピークに減少傾向にあります。これは、がん検診の普及や治療技術の進歩などが要因と考えられます。
しかし近年、肺がん・大腸がんの死亡者数が増加傾向にあります。

2015年の統計で部位別にみた粗死亡率の第1位は、男性は肺がんで、女性は大腸がんです。

📚 心疾患

心疾患(心臓病)なかで生活習慣と大きく関わりがあるのは虚血性心疾患で、狭心症や心筋梗塞などが代表的です。

虚血性心疾患には、以下の傾向があります。

📚 脳卒中

脳血管疾患のなかで、脳卒中が代表的です。
脳卒中には、血管が詰まる脳梗塞と、血管が破れる脳出血とクモ膜下出血があります。
脳血管疾患の死亡率は、2000年以降減少傾向にあります。

📚 糖尿病

糖尿病は、血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が上昇して起こる病気で、以下の特徴があります。

◆ 1型糖尿病

◆ 2型糖尿病

📝 練習問題

2025/春
問題 次の疾病のうち、生活習慣病に該当しないものはどれか。
(1)がん
(2)B型肝炎
(3)脳卒中
(4)心臟病
→ 正解 (2)
2024/秋
問題 2015年の悪性新生物(がん)の統計に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 全悪性新生物の粗死亡率は、減少傾向である。
b 胃がんの粗死亡率は、減少傾向である。
c 男性の部位別にみた粗死亡率の第1位は、肺がんである。
d 女性の部位別にみた粗死亡率の第1位は、子宮がんである。
→ 正解 bとc
2024/春
問題 生活習慣病と健康増進対策に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 生活習慣には、食事や運動、喫煙が含まれる。
(2) メタボリック症候群に着目した特定健診・特定保健指導は、30歳以上60歳未満の人が対象である。
(3) 生活習慣は、心疾患の発病に関与している。
(4) 「健康日本21(第2次)」は、健康寿命の延伸と健康格差の縮小を目指している。
→ 正解 (2)
問題 糖尿病に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 1型糖尿病の主たる原因は、食事や運動などの生活習慣である。
(2) 進行すると、腎機能障害や網膜症などを合併することがある。
(3) 心臓病の危険因子の一つである。
(4) 発症予防や重症化予防が、健康寿命の延伸につながる。
→ 正解 (1)
2023/春
問題 生活習慣病に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)脳血管疾患の死亡率は、2000年以降減少傾向にある。
(2)悪性新生物の年齢調整死亡率は、増加傾向にある。
(3)虚血性心疾患の患者数や死亡者数は、40歳代以降で加齢とともに急速に増える傾向がある。
(4)2型糖尿病は、肥満や運動、食事などの生活習慣の改善によって予防できる場合がある。
→ 正解 (2)

出典:公益財団法人 理容師美容師試験研修センター