パーマネントウェーブ技術 まとめ

💡 試験対策ポイント

📚 パーマネントウェーブとは

パーマネントウェーブは、略してパーマとも呼ばれ、美容技術の一つで、毛髪に化学薬品や熱処理を施して人工的にウェーブをつけるものです。水に濡れても形状が崩れない「永久的な(permanent)」ウェーブを形成することからこの名前が付けられました。

📚 パーマ技術の工程

工程 内容
毛髪診断 施術の前には毛質及び毛髪の状態を視察し、使用する薬剤や技術の選定基準にする。毛髪診断はシャンプーの前後(ドライヘアとウエットヘア)で判断
はっ水性毛は薬剤をはじき、パーマがかかりにくい。逆に吸水性毛はパーマがかかりやすい。
シャンプー 髪と頭皮を洗い、余分な皮脂や汚れを除去。施術前のシャンプーは、刺激が少なく適度に洗浄力のあるシャンプー剤がよい。
カッティング ヘアスタイルによっては、パーマ施術後に行う場合もある。パーマ施術前に、テーパリングやセニングによって毛量調節する場合は、ワインディングの妨げにならない程度にしておく。
ロッドの選定 ウェーブの大小は、ロッドの太さによって決定され、求めるスタイルによってロッドを選ぶ。
通常、パーマ剤で形成されるフルウェーブは、使用するロッドの3回転分の毛髪の長さが必要である。
プレ処理 あらかじめ水巻き・つけ巻き・トリートメント巻きの方法で毛髪の状態をコンディショニングしておく
ワインディング ロッドを巻いて髪に形をつける
第1剤塗布 ワインディング後、フェイスラインに保護用クリームを塗り、パーマのかかりにくいところから(下から上へ)1剤を塗布。
放置タイム キャップをかぶせて放置する。10分前後が目安。(5分~15分)
テストカール 第1剤がどの程度毛髪に作用しているか、ロッドを数本外してチェック。テストカール時の適正カールの直径は、使用したロッドの直径の2.5倍。タイム不足の場合、カール径がロッドの直径の2.5倍より大きくなる。
中間リンス 1剤を洗い流す。その後、タオルなどで水分を取り除く
第2剤塗布 酸化剤で形を固定
ロッドアウト 強く引っ張ったり、もつれさせないように静かに順序よく外す
リンス プレーンリンス…ぬるま湯でしっかりと2剤を洗い流す。
アフターリンス…プレーンリンス後、酸性リンス剤、トリートメント剤で整える。
アフターリンスの目的
・施術中に脱脂した油分をヘアトリートメントで補う
・アルカリ性になっている毛髪を酸性リンスでもとの状態にし、健康な毛髪に戻す
・アルカリ分を中和し、膨潤した毛髪を収れんさせる

📚 プレ処理によるコンディショニング

水巻き 毛髪をウェットヘアの状態でワインディング後、1剤を塗布する方法。
つけ巻き あらかじめ毛髪に1剤を塗布し、ワインディング後に再び1剤を塗布する方法。新生部など、パーマがかかりにくい部分に行う。
トリートメント巻き かかりすぎを防ぎたい毛髪に行う方法。特にカラーリングや残存ウェーブがある部分にトリートメントを塗布し、薬液の作用をセーブする。

📚 フルウェーブ形成に必要な髪の長さ

フルウェーブには、使用するロッドの3回転分の毛髪の長さが必要なので、例えば直径10mmのロッドを使用する場合、
円周:1cm×3.14=3.14cm
3回転分の長さ:3.14cm×3=9.42cm
となるので、ロッドの直径の約9.4倍の髪の長さが必要です。

📝 練習問題

2025/春
問題 パーマネントウェーブ技術に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)施術前のシャンプーは、オイル分の強いシャンプー剤が適している。
(2)はっ水性毛は薬剤をはじき、パーマがかかりにくい。
(3)ロッドの太さによって、ウェーブの大小が決まる。
(4)フルウェーブには、使用するロッドの3回転分の毛髪の長さが必要である。
→ 正解 (1)
2024/秋
問題 パーマネントウェーブ技術に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1) ワインディングする前に、フェイスラインに保護用クリームを塗る。
(2) はっ水性毛は、パーマがかかりやすい。
(3) テストカールは、第2剤塗布後に行う。
(4) テストカール時の適正カールの直径は、使用したロッドの直径の約2.5倍である。
→ 正解 (4)
2024/春
問題 次のうち、パーマネントウェーブ技術において直径10mmのロッドでフルウェーブを形成する場合に必要となる毛髪の長さはどれか。
(1) 約11.3cm
(2) 約9.4cm
(3) 約8.5cm
(4) 約7.5cm
→ 正解 (2)
問題 パーマネントウェーブ技術に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1) 毛髪診断は、シャンプーの前の毛髪が乾いた状態のみで行う。
(2) 毛髪をウェットの状態でワインディングした後、第1剤を塗布する方法を、つけ巻きという。
(3) ウェーブの大小は、第1剤塗布後の放置タイムのみによって決まる。
(4) テストカール時の適正カールの直径は、使用したロッドの直径の2.5倍である。
→ 正解 (4)
2023/秋
問題 パーマネントウェービングに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1) つけ巻きは、毛髪をウェットの状態でワインディング後、第1剤を塗布する方法である。
(2) トリートメント巻きは、薬剤の作用をセーブし、かかりすぎないようにするために行う。
(3) フルウェーブには、使用するロッドの2回転分の毛髪の長さが必要である。
(4) テストカールは、第2剤の塗布後に行う。
→ 正解 (2)

出典:公益財団法人 理容師美容師試験研修センター