パーマネントウェーブは、略してパーマとも呼ばれ、美容技術の一つで、毛髪に化学薬品や熱処理を施して人工的にウェーブをつけるものです。水に濡れても形状が崩れない「永久的な(permanent)」ウェーブを形成することからこの名前が付けられました。
| 工程 | 内容 |
|---|---|
| 毛髪診断 | 施術の前には毛質及び毛髪の状態を視察し、使用する薬剤や技術の選定基準にする。毛髪診断はシャンプーの前後(ドライヘアとウエットヘア)で判断。 はっ水性毛は薬剤をはじき、パーマがかかりにくい。逆に吸水性毛はパーマがかかりやすい。 |
| シャンプー | 髪と頭皮を洗い、余分な皮脂や汚れを除去。施術前のシャンプーは、刺激が少なく適度に洗浄力のあるシャンプー剤がよい。 |
| カッティング | ヘアスタイルによっては、パーマ施術後に行う場合もある。パーマ施術前に、テーパリングやセニングによって毛量調節する場合は、ワインディングの妨げにならない程度にしておく。 |
| ロッドの選定 | ウェーブの大小は、ロッドの太さによって決定され、求めるスタイルによってロッドを選ぶ。 通常、パーマ剤で形成されるフルウェーブは、使用するロッドの3回転分の毛髪の長さが必要である。 |
| プレ処理 | あらかじめ水巻き・つけ巻き・トリートメント巻きの方法で毛髪の状態をコンディショニングしておく |
| ワインディング | ロッドを巻いて髪に形をつける |
| 第1剤塗布 | ワインディング後、フェイスラインに保護用クリームを塗り、パーマのかかりにくいところから(下から上へ)1剤を塗布。 |
| 放置タイム | キャップをかぶせて放置する。10分前後が目安。(5分~15分) |
| テストカール | 第1剤がどの程度毛髪に作用しているか、ロッドを数本外してチェック。テストカール時の適正カールの直径は、使用したロッドの直径の2.5倍。タイム不足の場合、カール径がロッドの直径の2.5倍より大きくなる。 |
| 中間リンス | 1剤を洗い流す。その後、タオルなどで水分を取り除く |
| 第2剤塗布 | 酸化剤で形を固定 |
| ロッドアウト | 強く引っ張ったり、もつれさせないように静かに順序よく外す |
| リンス | プレーンリンス…ぬるま湯でしっかりと2剤を洗い流す。 アフターリンス…プレーンリンス後、酸性リンス剤、トリートメント剤で整える。 アフターリンスの目的 ・施術中に脱脂した油分をヘアトリートメントで補う ・アルカリ性になっている毛髪を酸性リンスでもとの状態にし、健康な毛髪に戻す ・アルカリ分を中和し、膨潤した毛髪を収れんさせる |
| 水巻き | 毛髪をウェットヘアの状態でワインディング後、1剤を塗布する方法。 |
| つけ巻き | あらかじめ毛髪に1剤を塗布し、ワインディング後に再び1剤を塗布する方法。新生部など、パーマがかかりにくい部分に行う。 |
| トリートメント巻き | かかりすぎを防ぎたい毛髪に行う方法。特にカラーリングや残存ウェーブがある部分にトリートメントを塗布し、薬液の作用をセーブする。 |
フルウェーブには、使用するロッドの3回転分の毛髪の長さが必要なので、例えば直径10mmのロッドを使用する場合、
円周:1cm×3.14=3.14cm
3回転分の長さ:3.14cm×3=9.42cm
となるので、ロッドの直径の約9.4倍の髪の長さが必要です。
出典:公益財団法人 理容師美容師試験研修センター