空気環境 まとめ

💡 試験対策ポイント

📚 四季と疾病

春季:
春季には、スギやヒノキによる花粉症の患者が多くなります。

梅雨明け直後:
梅雨明け直後は、多くの人が十分に暑さに慣れていないため、熱中症リスクが高くなります。

夏季:
夏季には細菌性(例:サルモネラ、カンピロバクターなど)食中毒の患者が多くなります。熱中症患者も多いです。

冬季:
冬季には、季節性インフルエンザやノロウィルスのようなウイルスによる疾病の患者が多くなります。乾燥による呼吸器疾患や、温度差によるヒートショックなども多くなります。

📚 空気の成分

空気の主な成分は、窒素と酸素です。窒素が約78%、酸素が約21%を占めています。残りの約1%は、アルゴン、二酸化炭素、水蒸気などが含まれています。

📚 二酸化炭素

二酸化炭素(CO₂)は、炭酸ガスともよばれ、二酸化炭素の増加が地球温暖化の原因の1つと考えられています。
化石燃料の燃焼(暖房器具)や動植物の呼吸などで発生します。

美容所内の二酸化炭素濃度は、5,000ppm(0.5%)以下に保つ必要があります。これは、美容師法施行規則で定められた基準です。
衛生管理要領では、炭酸ガス濃度は1,000ppm以下が望ましいとされています。

📚 一酸化炭素

一酸化炭素は、有機物の不完全燃焼により生じる気体です。一酸化炭素には次のような特徴があります。

衛生管理要領では、一酸化炭素濃度10ppm以下が望ましいとされています。

📚 浮遊粒子状物質

浮遊粒子状物質とは、大気中に浮遊する物質のうち、粒径(粒子の直径)が10㎛(マイクロメートル)以下(0.01ミリメートル以下)のもの。粉塵・アスベスト・病原体などがあります。
特に、粒径2.5㎛以下の浮遊粒子状物質のことを「PM2.5」といいます。

📚 自然換気

自然換気とは、機械を使わずに、窓や扉の開閉、温度差、風圧などの自然の力によって空気の入れ替えを行う換気方法です。
機械換気に比べて、省エネでコストが低いというメリットがありますが、換気量の調整が難しい・外部環境に左右されるなどのデメリットもあります。

📝 練習問題

2025/春
問題 空気中に浮遊する粒子状の物質に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)浮遊する物質の量とともに、その成分や大きさも健康に関係がある。
(2)大気中の浮遊粒子状物質に関する環境基準が定められている。
(3)浮遊粒子状物質とは、その粒径が1ミリメートル以下のものをいう。
(4)PM2.5とは、その粒径が2.5マイクロメートル以下のものをいう。
→ 正解 (3)
問題 換気に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)窓や隙間などを通じて起こる換気を自然換気という。
(2)同じ室内に多くの人がいると、粉じんや二酸化炭素などにより空気が汚れる。
(3)ガスや石油を燃焼させて行う暖房は、二酸化炭素を発生させる。
(4)理容所及び美容所における衛生管理要領では、作業場内の二酸化炭素濃度は100ppm以下であることが望ましいとしている。
→ 正解 (4)
2023/秋
問題 日本の四季と疾病に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 春季には、スギやヒノキによる花粉症の患者が多くなる。
(2) 梅雨明け直後は、多くの人が十分に暑さに慣れていないため、熱中症リスクが高くなる。
(3) 夏季には、ウイルス性の食中毒の発生件数がピークとなる。
(4) 冬季には、季節性インフルエンザの患者が多くなる。
→ 正解 (3)
問題 一酸化炭素に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1) 不快な臭いがする。
(2) 赤血球のヘモグロビンとの結合力が酸素より強い。
(3) 人間の健康に対する影響はない。
(4) 空気中には窒素に次いで多く含まれる。
→ 正解 (2)

出典:公益財団法人 理容師美容師試験研修センター