香粧品の成分と配合目的 まとめ

💡 試験対策ポイント

📚 香粧品の成分

香粧品には、保湿などの機能性成分の他に、品質保持のための添加物を配合することが多いです。品質保持剤には、防腐剤・酸化防止剤・金属イオン封鎖剤(キレート剤)などがあります。

📚 品質保持剤

◆ 防腐剤
防腐剤は、微生物による香粧品の変質などを防止するための成分です。
主な防腐剤:パラオキシ安息香酸エステル(パラベン)

◆ 殺菌剤
殺菌剤は、対象とする細菌を短時間で死滅させるための成分です。
主な殺菌剤:ベンザルコニウム塩化物(塩化ベンザルコニウム)、イソプロピルメチルフェノール

◆ 酸化防止剤
香粧品原料と空気中の酸素との接触により起こる酸化反応を抑えるための成分です。
主な酸化防止剤:トコフェロール(ビタミンE)、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)

◆ 金属イオン封鎖剤(キレート剤)
金属イオンによる酸化促進作用を抑えるなどのための成分です。
主な金属イオン封鎖剤(キレート剤):エチレンジアミン四酢酸(エデト酸、EDTA)

📚 機能性成分

◆ 保湿剤
皮膚や毛髪に水分をあたえ、乾燥を防止するための成分です。
主な保湿剤:グリセリン、ヒアルロン酸ナトリウム、プロピレングリコール

◆ 紫外線吸収剤
紫外線から肌を守るための成分です。
主な紫外線吸収剤:パラアミノ安息香酸エステル、ベンゾフェノン誘導体、ベンザルコニウム塩化物(塩化ベンザルコニウム)

◆ 収れん剤
肌を引き締め、汗・皮脂の分泌を抑制するための成分です。
主な収れん剤:クエン酸、エタノール、パラフェノールスルホン酸亜鉛

◆ 皮膜形成剤
皮膚、毛髪、爪などに薄くて均一な膜を形成することで、様々な働きをする成分です。
主な皮膜形成剤:ポリビニルピロリドン(PVP)

📝 練習問題

2025/春
問題 香粧品に用いられる成分とその配合目的に関する次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
(1) パラオキシ安息香酸エステル(パラベン)・・・防腐剤
(2) パラアミノ安息香酸エステル・・・金属イオン封鎖剤(キレート剤)
(3) ポリビニルピロリドン(PVP)・・・皮膜形成剤
(4) ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)・・・酸化防止剤
→ 正解 (2)
2024/春
問題 香粧品の品質保持に用いられる配合成分に関する次の文章の()内に入る語句の組合せのうち、正しいものはどれか。
「香粧品には、微生物による変質を防ぐためにパラオキシ安息香酸エステル(パラベン)等の(A)が配合される。また、香粧品原料と空気中の(B)との接触により起こる酸化反応を抑えるため、トコフェロール(ビタミンE)等の酸化防止剤や(C)等の金属イオン封鎖剤(キレート剤)が配合される。」
(1) A.防腐剤 B.窒素 C.イソプロピルメチルフェノール
(2) A.防腐剤 B.酸素 C.エチレンジアミン四酢酸(エデト酸、EDTA)
(3) A.抗酸化剤 B.酸素 C.イソプロピルメチルフェノール
(4) A.抗酸化剤 B.窒素 C.エチレンジアミン四酢酸(エデト酸、EDTA)
→ 正解 (2)
2023/秋
問題 香粧品に用いられる成分とその配合目的に関する次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
(1) パラオキシ安息香酸エステル(パラベン)・・・防腐剤
(2) パラアミノ安息香酸エステル・・・金属イオン封鎖剤(キレート剤)
(3) グリセリン・・・保湿剤
(4) ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)・・・酸化防止剤
→ 正解 (2)

出典:公益財団法人 理容師美容師試験研修センター