皮膚疾患 まとめ

💡 試験対策ポイント

📚 感染性の皮膚疾患

感染性皮膚疾患には、ウイルスによるもの、化膿を起こす細菌(化膿菌)によるもの、真菌によるもの、衛生害虫によるものがあります。

📚 ウイルスによる感染性皮膚疾患

ウイルスによる皮膚疾患には、下記のものがあります。

Check!
青年性扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)は、思春期前後に多く、額、頰、手背に発生しやすい。 単純性疱疹(単純性ヘルペス)は、感冒や発熱したときに口唇やその周囲にできやすい。

📚 化膿菌による皮膚疾患

ブドウ球菌やレンサ球菌など化膿を起こす細菌を総称して化膿菌といいます。

化膿菌による皮膚疾患には、下記のものがあります。

📚 真菌による皮膚疾患

真菌とはカビのことです。

ヒトに皮膚疾患を起こさせる真菌は、「白癬菌」「癜風菌」「カンジダ」などがあります。

白癬菌による疾患は、患う箇所によって、「〇〇白癬」という病名がつけられますが、シラクモ・タムシ・水虫など別名が使われることが多いです。
白癬は、ペットから感染することがあります。

癜風菌による疾患には、癜風(クロナマズ)があります。

カンジダによる疾患には、カンジダ性指間糜爛症、カンジダ性爪炎、口角糜爛症(こかくびらんしょう)などがあります。

📚 衛生害虫による皮膚疾患

衛生害虫による皮膚疾患には、下記のものがあります。

📚 感染性ではない皮膚疾患

◆ 接触皮膚炎(カブレ)
接触皮膚炎(カブレ)とは、金属、化粧品、植物などの特定の物質が皮膚に直接触れることで炎症が起こる病気です。カブレをおこす物質の濃度を薄めても起こります。
カブレの原因物質の特定には、パッチテストが有効です。

◆ 尋常性痤瘡(ニキビ)
尋常性痤瘡(ニキビ)は、毛包が角質の栓で詰まることなどによりでき、炎症へと進むことがあります。額や顔面に発生しやすいが、前胸部、背部中央にも発生します。
思春期には男女ともに男性ホルモンが活発になりニキビができやすくなります。

◆ 脂漏性皮膚炎
フケ症やあぶら性の人に多い皮膚炎で、頭部、顔面に多くみられます。黄色調の紅斑や落層を伴います。

◆ 腋臭症(ワキガ)
腋臭症(えきしゅうしょう)は、わきの下から特有の臭いを発する状態を指します。原因は、アポクリン腺から分泌される汗を皮膚常在菌が分解することでおこり、二次性徴期に発症して思春期に症状が出やすいのが特徴です。

◆ 感染性ではない蕁麻疹
蕁麻疹は、食物や薬によるもののほか、花粉、ダニ、寒冷、温熱、日光などの外的刺激によるものもあります。

◆ 進行性指掌角皮症
進行性指掌角皮症は、指から手掌にかけての皮膚が乾燥し、角質層が厚くなって亀裂を生じ、進行すると指紋がなくなることもある疾患です。

◆ 円型脱毛症
円型脱毛症の原因は、免疫の異常と考えられています。

◆ 男性型脱毛症
男性ホルモン(テストステロン)が、前頭部から頭頂部にわたって脱毛を進めます。

📝 練習問題

2025/春
問題 皮膚と皮膚付属器官の疾患に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 男性ホルモンは、ニキビの発生要因となる。
(2) 腋臭症(ワキガ)は、アポクリン腺が機能を開始する思春期に発症することが多い。
(3) 顔面単純性枇糠疹(ハタケ)は、白癬(はくせん)菌が原因である。
(4) 疥癬(かいせん)は、ヒゼンダニの寄生によって起こる。
→ 正解 (3)
2024/秋
問題 皮膚疾患とその原因に関する次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
(1) 頭部白癬(シラクモ)・・・細菌
(2) 带状疱疹・・・ウイルス
(3) 伝染性膿痂疹(トビヒ)・・・細菌
(4) 癬(ヒゼン)・・・ダニ
→ 正解 (1)
2024/春
問題 次の疾患のうち、感染性の皮膚疾患に該当するものはどれか。
(1) アトピー性皮膚炎
(2) 尋常性乾癬(かんせん)
(3) 尋常性白斑
(4) 頭部白癬(はくせん)
→ 正解 (4)
2023/秋
問題 次の感染性皮膚疾患のうち、ウイルスを病原体とするものはどれか。
(1) 伝染性膿痂疹(のうかしん)
(2) 疥癬(かいせん)
(3) 伝染性軟属腫(ミズイボ)
(4) 頭部白癬(シラクモ)
→ 正解 (3)

出典:公益財団法人 理容師美容師試験研修センター