皮膚の表面には無数の細かい「溝」と「隆起」があります。
皮膚は表面側から表皮・真皮・皮下組織に分けられます。
表皮と真皮の境目は波上になっていて、真皮側の突き出た部分を乳頭といい、表皮側の突き出た部分を表皮突起といいます。
表皮突起は加齢とともに平坦化して、皮膚の弾力性を損なう一因となります。
表皮は、皮膚の1番外側にあり、厚さは約0.2mm。
角化細胞(ケラチノサイト)が95%、色素細胞(メラノサイト)・ランゲルハンス細胞・メルケル細胞などが5%を占めます。
◆ 角化細胞(ケラチノサイト):
表皮細胞の95%を占める細胞です。角化細胞は、次の4層から成ります。
◆ 角化とは?
表皮における、基底細胞が有棘細胞、顆粒細胞、角質細胞と変わっていく過程のこと。
表皮の角化細胞である基底層でケラチンを産生し、次第に上へと押し上げられ、有棘層→顆粒細胞→角質層の角質細胞へと変化します。これを角化といいます。
◆ 角質細胞
角質層にある細胞を角質細胞といいます。
◆ 色素細胞(メラノサイト)
皮膚の色素であるメラニンを作る細胞。基底細胞の間に点々と存在します。基底細胞の核DNAが日光の紫外線によって障害されないように守っています。
色素細胞(メラノサイト)の数の個人差はあまりありません。
◆ ランゲルハンス細胞
免疫に関係する細胞で、外部から表皮の中に入ってきた抗原物質を取り込んで処理・リンパ球に情報を伝えます。
◆ メルケル細胞
メルケル細胞は、触覚受容(触っているという感覚を感じとること)に関わる細胞です。
真皮は表皮の下にある層。表皮の数倍の厚みがあります。大部分は、膠原繊維が占めていて、その間に弾性繊維があります。
◆ 膠原繊維
膠原繊維は、コラーゲンとも呼ばれる真皮に存在する繊維。機械的外力や科学的刺激に強い。
◆ 弾性繊維
真皮に存在する皮膚に弾力を与える繊維。高齢になるにつれて次第に数が減少します。
◆ 基質
膠原繊維・弾性繊維のすき間は基質という物質で満たされています。ゼリー状で、水分・タンパク質・炭水化物などで作られています。
基質内には、組織球や肥満細胞があります。
◆ 組織球
組織中の異物、細菌を食べる食機能をもつ球
◆肥満細胞
抗体に対する受容体、蕁麻疹に関与する細胞
出典:公益財団法人 理容師美容師試験研修センター