皮膚の保健 まとめ

💡 試験対策ポイント

📚 健康状態と皮膚

体の健康状態によって、皮膚の状態も変化します。

📚 精神状態と皮膚

📚 加齢と皮膚

成人の皮膚は、加齢にともなって分泌作用や新陳代謝が低下して、乾燥し硬くなります。 老化により皮膚の張りと弾力が失われると、たるみが生じ、シワとなります。 皮膚の老化は、個人の素因や環境の要因に影響されます。
抗しわ療法として、ボツリヌス毒素による筋弛緩作用を利用することがあります。

📚 性ホルモンの影響

思春期になると、男性ホルモンの影響で脂腺が発育して皮脂の分泌が多くなり、尋常性痤瘡や脂漏を引き起こします。
更年期の女性では、フケの増加やひげの発育、四肢の硬毛の発育がみられることがあります。
成人では、男性ホルモンの影響で、前頭部から頭頂部にわたって脱毛する男性型脱毛症となることがあります。

📚 皮膚の健康

健康な皮膚の表面は弱酸性で、水分量は真皮より角質層の表面の方が少ないです。皮膚の健康に必要な栄養は、体内から血液などによって供給されるので、バランスの良い食事が重要です。

皮膚の手入れで大切なことは、皮膚表面にたまったほこりや、細菌などを洗い落として清潔にすることです。爪を切る際は、爪を深く切りすぎて爪床や指先に炎症を起こさないようにすることが重要です。

◆ 乾皮
乾皮とは、保水機能が崩れ乾燥した状態の皮膚のことです。
乾皮に使用する保湿剤は、入浴後の皮膚に水分が残っている間に塗布すると効果的です。
荒れ性の人は、皮膚の荒れを防ぐために、洗顔後に保湿クリームを塗って皮膚を保護すると良いです。

◆ 脂性肌(あぶら性)
あぶら性の皮膚は、毛孔に汚れやほこりがたまりやすく、ニキビができやすいです。

◆ ふけ症
ふけ症は、角質層が過剰に剥がれ落ちる現象で、脂性と乾性があります。

📚 その他の皮膚関連

尋常性座瘡(ニキビ)、蕁麻疹(じんましん)、湿疹(しっしん)のなかには、便秘により悪化するのもあります。

UVAは真皮にまで達し、色素細胞の働きを活性化させます。また、UVAは、しわやたるみを招きます。

脂腺から分泌される皮脂は、毛の水分が失われることを防ぎ光沢としなやかさを保つ役割があります。

📝 練習問題

2025/春
問題 皮膚と皮膚付属器官の保健に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1) 皮脂の分泌量が過剰な脂性肌では、皮膚は薄くなっている。
(2) 皮膚や皮膚付属器官は、ホルモンの影響を受けない。
(3) 健康な肌では水分量は真皮より角質層の表面の方が多い。
(4) 老化に伴って皮膚の張りと弾力が失われ、皮膚のたるみとなり、やがてしわとなる。
→ 正解 (4)
2024/秋
問題 皮膚と皮膚付属器官の保健に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 糖尿病があると、細菌や真菌による皮膚疾患にかかりやすい。
(2) 肝臓障害により、皮膚に強いかゆみを生じることがある。
(3) 更年期の女性では、フケの増加やひげの発育がみられることがある。
(4) 貧血があるとチアノーゼの状態になり、皮膚は紫色を帯びる。
→ 正解 (4)
2024/春
問題 疾患と皮膚の状態に関する次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
(1) 心臟疾患・・・蕁麻疹(じんましん)
(2) 肝臟障害・・・黄疸(おうだん)
(3) 腎疾患・・・むくみ
(4) 糖尿病・・・細菌や真菌による皮膚疾患
→ 正解 (1)

出典:公益財団法人 理容師美容師試験研修センター