ヘアカッティング まとめ

💡 試験対策ポイント

📚 ヘアカッティングの正しい姿勢

・切る対象に対して腕を軽く曲げたくらいの間隔を置く。
・目線の高さを調節する場合は、背筋を曲げずに、膝の屈伸で対応すること。
・カットをする際、肘の位置をカットラインに合わせることが大切である。(例:右から左へ下がるラインを切る場合は、右肘を上げ左肘を下げる)

📚 ブロッキング

ヘアカッティングにおけるブロッキングとは、髪をいくつかの毛束に小分けにし、クリップやヘアゴムで留める作業のことです。ヘアスタイルを作る上で正確性を高めるための重要な技術です。

◆ プロッキングの基礎分割線
・正中線:頭部を左右に2等分する線
・側垂直線:左右の耳を縦に結び、頭部を前後に2分する線
・側水平線:左右の耳上の生え際を水平に結んで、頭部を上下に2分する線

📚 カットライン

上図のように、パネルを左に集めてカットすると、右に向かって徐々に長いカットラインになります。

上図の右側ように、パネルの幅が広いほど、また短いほど、カットラインの誤差が大きくなります。

📚 基本的なヘアスタイル

◆ ワンレングスカット

毛髪をすべて同一線上で切る技法。水平ライン、前下がりライン、後ろ下がりラインがあります。

毛髪が自然に落ちる位置にパネルをシェープしてカットします。

◆ グラデーションカット

密な段差を付ける技法で、下部の層に比べ上部の層ほど毛髪が長く、最も長い毛髪の部分がボリュームの頂点になります。

ダウンステム(頭皮に対して90度より小さい)でパネルをシェープしてカットします。グラデーションの幅の大小は、シェープするパネルの角度の大小によって決まります。

◆ レイヤーカット

長さの異なる毛髪の層を重ね合わせボリュームを調整してスタイルに立体感をあたえるカット技法で、段カットともよばれます。

アップステム(頭皮に対して90度より大きい)でパネルをシェープしてカットします。トップショートのロングエンド(上部が短く下部が長い)となり、スタイルに立体感を与えます。

◆ セイムレングスカット

全体をほぼ同じ長さにするカット技法。

オンベース(頭皮に対して90度)でパネルをシェープしてカットします。頭部の形がそのままヘアスタイルのシルエットを形成するので、ショートスタイルのカッティングに多く用いられます。

📚 シザーズによるカット技法

◆ ブラントカット

毛髪を直線でブツ切りにする技法。

◆ セニングカット

間引きするように毛量を減らして調整する技法。

・グラデーション状に毛量調整すると、丸みを出しながら量感を減らすことができる。
・レイヤー状に毛量調整すると、フラット感を与えながら量感を減らすことができる。
・デザインの構成上表面にあたる部分や分け目の部分は、セニングしすぎないようにする。
・パネルに対して直角にシザーズを入れないようにする。

◆ ポインティングカット

毛先を尖らせたり、軽くしたりする技法。

◆ スライドカット

毛髪上でシザーズをスライド(開閉しながらすべらす)することで、毛先を穂先のような状態にする技法。

◆ トリミングカット

カッティングされたラインをさらにカットし、修整して仕上げる技法。

📝 練習問題

2025/春
問題 カッティングにおけるパネルの角度とシルエットに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1) すべてのパネルをオンベースでシェープしてカットした場合は、シルエットはトップショートのロングエンドとなる。
(2) 毛髪が自然に落ちる位置にパネルをシェープしてカットした場合は、頭部の形がそのままヘアスタイルのシルエットを形成する。
(3) ダウンステムでパネルをシェープしてカットした場合は、最も長い毛髪の部分がボリュームの頂点になる。
(4) アップステムでパネルをシェープしてカットした場合は、上層ほど毛髪が長くカットラインは水平になる。
→ 正解 (3)
2024/春
問題 カッティングにおけるパネルに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1) パネルの面を頭皮面に対して90度に引くことを、オンベースという。
(2) パネルの幅が同じ場合は、パネルの長さが短いほうがカットラインの長さの誤差が小さくなる。
(3) パネルの長さが同じ場合は、パネルの幅が広いほうがカットラインの長さの誤差が小さくなる。
(4) セイムレングスカットの場合は、アップステムでパネルをシェープする。
→ 正解 (1)
2023/春
問題 ザーズによるカット技法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1) ブラントカットとは、カッティングされたラインを修整する技法である。
(2) ポインティングカットとは、毛髪を直線でブツ切りにする技法である。
(3) スライドカットとは、毛先を穂先のような状態にする技法である。
(4) トリミングカットとは、毛量を減らして調整する技法である。
→ 正解 (3)
2022/秋
下図は、パネルと頭皮の角度を表したものである。ダウンステムに該当するものはどれか。

→ 正解 (4)

出典:公益財団法人 理容師美容師試験研修センター